以下python3系統に合わせて書き換え予定。(2015/7/14)
mac用Pythonとライブラリのインストールガイド
2014.05.02
Pythonで統計解析やグラフ描画を行うために必要な道具をインストールしたいのですが,macでは元からインストールされているpythonが邪魔をしたりと問題が多いので,それをひとつずつ解決しながらインストールします。
一応新品MacBook Airで試して動作確認をしていますが,環境によって反応は違うと思います。
1.周辺ツール
https://python-guide-ja.readthedocs.org/en/latest/starting/install/osx/
参照しました。
1.0
コマンドライン・デベロッパーツール
https://developer.apple.com/downloads/index.action
にアクセスして,APPLE ID認証して,「COMMAND LINE TOOLS」をダウンロードしてインストール。
1.1 Homebrewインストール
(参照 http://brew.sh/index_ja.html)
「ターミナル」を起動します(右上のspotlightから検索すると早い)
Homebrewはmacにいろんなツールを入れるのに便利なツール(適当)
ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.github.com/Homebrew/homebrew/go/install)"
をコピペしていれてenter(インターネットに繋いでおくこと)
1.3 環境変数というものを書き加えます。
環境変数は,ざっくり言えば「どこのファイルをどの順番で使うか」が書いてある文です。
(参照 https://python-guide-ja.readthedocs.org/en/latest/starting/install/osx/
http://kyuuuuuuuuuuri.hatenablog.com/entry/20130707/1373187190)
まず,
vim .bash_profile
を入れてenter。(.bash_profileという隠しファイルを編集します。)
ファイルの中身が表示されるので(下図は空白になっているが,人によって違う),「a」を押すと一番下の行が__INSERT__に変わるので,そうしたら編集する。
スクリーンショット 2014-05-03 4.07.48.png
ここでは
export PATH=/usr/local/bin:$PATH
を打ち込み,編集が終わったらESCキーを押して,「:wq」とタイプし,
スクリーンショット 2014-05-03 4.05.47.png
:wqでもとのターミナルの画面に戻るので,そうしたら
source ~/.bashrc
と打ち込んでファイルを読み込む。
環境変数を確認したければ,echo $PATH とたたけば表示されます。/usr/local/binが初めに来ているはずです。
2 pythonインストール
ここでpython入れる。
brew install python --framework
入れてenter。2分ぐらいかかる。
ここでまた先ほどのように環境変数を変更します。
export PATH=/usr/local/share/python:$PATH
を先ほどの.bashrcの下に書き込みます。
(source ~/.bashrc 忘れないように)
3. Pythonのための外部ライブラリ(外部モジュール)を入れる
ここで外部ライブラリとは,外から持ってくる道具(箱)だと考えてください。
例えばお米を炊く時,原始的な方法だと,薪を集めて,カマドを組んで,火をおこして・・・となりますが大変です。そこで炊飯器とかガスレンジという道具(箱)があると簡単でおいしくて早いですね。外部ライブラリは炊飯器とかに該当します。Pythonには最初から炊飯器とかはついてこないので,必要な外部ライブラリを持ってきます。
今回はNumpy,Scipy, Networkx, Matplotlib, ipython
(
http://hiho-developer.hatenablog.com/entry/20131221/1387564021
参照)
2.0 pipインストール
pipはpythonに色々入れるのが便利になるツール。
easy_install pip
入れてenter。
2.1 numpy
pip install numpy
でオッケー。
2.2 scipy
brew install gfortran
easy_install cython
brew install swig
pip install git+http://github.com/scipy/scipy/
を順番に。scipyは数分かかります。
2.3 networkx
pip install networkx
でオッケー。
2.4 matplotlib
(http://www.tapir.caltech.edu/~dtsang/python.html)
$ brew install pkg-config
$ brew install freetype
$ brew install libpng
$ brew install ffmpeg
$ pip install matplotlib
2.5 ipython
pip install ipython
4.実行してみる
ipython --pylab
そして
x = arange(0, 30, 0.1)
y = sin(x)
plot(x, y)
また,IDLE.appを使うには,pythonがインストールされている場所が
/usr/local/Cellar/python/2.7.6_1
です。Finderの「移動」→「フォルダへ移動」を選択し,/usr/local/Cellar/python/2.7.6_1をうちこめば表示されます。そこにIDLEがあるはずです。DOCKにドラッグ&ドロップして登録しておくと使いやすい。
以上です。